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だんごむち

“推し面” みんぱく創設50周年記念特別展「日本の仮面 芸能と祭りの世界」

There are as many wonderful masks as there are festivals. All masks are handmade and many are carved out of wood. You could say that this exhibition is very symbolic of Japanese wooden architecture. If you are interested, please come and visit us*1.

 

大阪自然史博物館*2に引き続き、今回は同じく50周年記念特別展開催中の国立民族博物館*3を少しだけご紹介します。

 

国立民族博物館(みんぱく)*4では、ちょうど今

国立民族博物館 F##

創設50周年記念特別展「日本の仮面 芸能と祭りの世界」が開催されています。

日本の仮面 芸能と祭りの世界 2024.3.28-6.11 F##

開催と同時期に推し面選びのイベント*5も開催中です。

 

個人的に1番スゴイ!と思ったのは、獅子頭*6(木造 佐賀県)でした。

写真撮影が出来ないので10分くらいラフスケッチ。

このお面*7、どこがスゴイ!のか?

とにかく大きい。めちゃくちゃ大きい。チラシじゃ想像できない大きさです。

実物は、大人が両手を広げて、持てるかもてないか?くらいのサイズです。さらにお面の彫りがとても深いので、重量もあわせて気になる素敵なお面でした。

獅子頭の面」鉛筆デッサン/ラフスケッチ 10分作品 F##

次に、展覧会に行く前からとても気になっていた「荒神神楽の面」です。

実物は、とても小さい(上のお面に比べると1/8くらい?)けど、ケースの中でライトがちょうどいい位置からお面にあたっている*8ので、遠目にみてもお面の分厚さがハッキリとわかりました。

荒神神楽の面」鉛筆デッサン/ラフスケッチ 5分作品 F##

鼻がほっぺにうずもれてしまうくらい、ふっくら?福耳ならぬ福頬、福が沢山舞い降りてきそうな素敵なお面ですね。彫り師の方もお面彫る時楽しそう~。

 

3つ目の気になるお面は、鹿児島県三島村*9メンドンさんです。

メンドンさんは踊りの邪魔をしたり、見物人を枝(実物は柔らかそうな細いほそい葉っぱのついた枝)で叩いたり(叩くというよりもパサパサっとお祓いするかんじ?)、女性に襲いかかる(襲いかかられると縁起がよいらしい。みんなすごく楽しそうでしたよ。どんないいことがあるのかな!!!襲いかかられてみたい・・・*10)そうです。

お面は竹と紙だけで出来ているそうなので、とても大きいけど提灯をかぶってるような感じでしょうか?ふわふわしてて*11付け心地満点?

メンドンの面」ラフスケッチ 色鉛筆色入れ F##

この中で個人的に推し面を選ぶなら、全部!

といいたいところですが・・・、どれか1個だけにしぼるなら・・・

しぼりがたいけど・・・

傷んだら修復をして毎年利用している(ということは、毎年紙が破れたり?竹が折れたりする?とっても大変・・・な)リユース色の強いメンドン*12の面!にする?ことにしました。

 

プレゼントもメンドンピンズだけど、自然と人との共存を推してる?

とても研究チックな色あいが込められている素敵な特別展でした。

 

会場内には5月のある期間がこないと展示出来ないお面も数点ありましたので、また来てね!のメッセージ付き?なの?2回目いついこうかな?

 

写真撮影はここだけOKでした。撮影ポイントはものすごーく手を伸ばして後ろのパネルの空部分より下にメンドンの面が入る位置で「カシャ」

メンドンたん F##

メンドン!!

か、かわいい!!!関西から鹿児島にワープしたかのよう・・・

でも、あれ?Xに投稿したイラスト、何か忘れている?ような・・・

メンドンのお面 F##

さて、ココで問題です。

わたしは何を忘れていたのでしょうか?わかるかな~?

 

 

明日からゴールデンウィークですね!

みなさま、推し面選びも含めて、よい週末をおむかえくださいね。

 

追伸

特別展を観に行かれたら是非!手元にあるとたのし~くなる本は、

特別展図録『日本の仮面』

特別展図録『日本の仮面』F##

これ。理由は、特別展でみたお面がどこに保管されているのか全部のってる!

特別展図録『日本の仮面』展示資料リスト F##

太陽の塔の手がさしているあたりをご覧下さい。獅子頭って民博所有だったんですね!しかも何個もある?!とかゆう細かいところまで分かっちゃうのが良かったので個人的にはお気に入りの1冊です。

 

今回みんぱくで展示されていたお面のほとんどは木彫り中心に紹介されていましたが、国外には翡翠でつくられたお面なども色々ありますので、興味のある方はこの特別展を機会に視野をいろいろと広げてみるのもいいかもしれませんね。

X @archeohistoriX

例えば、ギリシャでは土に火入れを行ったお面が多い等、材質・表情なども併せて様々な角度から日本のお面を基礎にして比較検討してみると「お面」と一言でいっても違う一面がいろいろと見えてきて面白いですね。

X @archeohistoriX

 

*1:

www.minpaku.ac.jp

*2:50th Anniversary 大阪自然史博物館・長居植物園

*3:万博記念公園の中にありますから、万博記念公園、エキスポシティのついでに寄れてしまう!というとても素敵な場所です。

*4:

www.minpaku.ac.jp

*5:

【日本の仮面】みんぱく 公式X・Instagramプレゼントキャンペーン – 国立民族学博物館

*6:

*7:現在開催中の「日本の仮面 芸能と祭りの世界」50周年記念特別展の方では緑色のお面、対して赤色のお面は博物館本館展示室の方で観覧する事が出来ます。

*8:展示ケースの中にお面を配置した方の配慮と美的感覚が抜群!学芸員の方ですか?それとも業者の方?それともボランティアの方でしょうか?とにかく展示ケース内の各お面の配置がとても良かったです。展覧会をご覧になる場合、お面だけではなくて、是非!ライトのあて方にも注目してお面を横と真正面の2方向から見ると意外な発見があって楽しいですよ。

*9:

三島村のまつり | 鹿児島県三島村

*10:メンドンは神様なので部屋に勝手に入ったり部屋に置いてあるものを勝手に壊してもいいらしい。家に入られるのはイヤかも・・・。そんなハチャメチャなメンドン、泣いている赤ちゃんを抱っこしたら赤ちゃんが泣き止んだとか。昔から大切にされているお面には、赤ちゃんが泣き止むような人の目には見えない何かが憑くのでしょうね。5月3日開催の「島と人とメンドン」より。

*11:お面はとても重たいのでお面の前部分を手で持っていないとダメなんだとか。5月3日開催の「島と人とメンドン」より

*12:

www.pref.kagoshima.jp